【Adobe Illustrator初心者講座】自由にイラストが描ける!目指せペンツールマスター!【イラレ】【フォトショ】 #5

Adobe Illustratorで絶対使いこなせるようになりたいツール。それがペンツールです。アンカーポイントと呼ばれる点を打ち、点と点を結んで線を作り自由自在にカーブを描けます。これを上手く使うことで写真をトレースしイラストにしたり、オリジナルのロゴを作成することができます。ペンツールで描画したデータは前回の記事で紹介したベクターデータと呼ばれる全て数値で計算され描画されるデータになりますので、拡大縮小しても劣化する事なく綺麗に表示させることが出来ます。

コツを掴むには少し難しいので、何度も練習して自由自在に使えるようにマスターしましょう。

この記事ではペンツールの操作方法のポイントをわかりやすく解説します。

また、テキストだけではわかりにくいと思いますので、後日YouTubeにて動画をアップロードさせて頂きます。

 

パスの線と塗り
ペンツールで描画した線をパスと言います。

パスは太さや様々な種類の線に変更可能です。
パスに囲まれた部分は「塗り」と呼ばれ、色やパターンをつけることができます。

「線」も同じく色や線幅を変更することが出来ますので、上手くこれらを活用します。

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ペンツールのショートカットキー

何も選択していない状態でキーボードの「P」を押しましょう。そうするとペンツールに切り替えることが出来ます。

まずはこれを覚えるようにしましょう。

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アンカーポイント(点をうつ)

ペンツールに持ち替えたら基準となる点をクリックして打ってみましょう。

 

線を引く(パスを作る)

一度点を打つと「アンカーポイント」と呼ばれる基準ができますので、もう一度離れたところをクリックするとアンカーポイントが出来て、2つの点を結び線となります。アンカーポイント同士の間の線はパスと呼ばれますので覚えておいて下さい。

 

長方形や星を書いてみる

点と線を繋いで長方形や星を描いてみましょう。

ここで作成した図形はカラーツールで線の幅を変更したり、線や面の色を変更したり出来ます。

カラー変更については別記事で詳しく解説させて頂きます。

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曲線を引く

2つ目のアンカーポイントをクリックして打った時に、ボタンを離さず押しっぱなしにします。そしてそのまま引っ張るとハンドルと呼ばれるカーブを自由に描ける棒が出てきます。一度ハンドルを引っ張ってハンドルを作ってみて、キーボードの「A」を押してダイレクト選択ツールに切り替えて、何も無いところをクリックしてみて下さい。そうするとペンツールの選択が解除されます。

 

 

ハンドルを掴んで曲線を操る

ダイレクト選択ツールに切り替えた状態で、先ほど作ったハンドルが出ていたアンカーポイントをクリックしてみて下さい。
すると再度ハンドルが現れます。そしてダイレクト選択ツールでハンドルの先をクリックして掴んで(押しっぱなしにする)引っ張ってみて下さい。すると曲線がハンドルを引っ張った分だけ弧を描き曲線を作ることが出来ます。シフトキーを押しながらハンドルを引っ張ると水平にハンドルが伸びます。

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楕円を書いてみる
上の操作の練習として楕円を書いてみましょう。

(正円を作る場合別記事で紹介する楕円ツールを使用すると一瞬で作成できます。)

こちらも線や面に色をつけることが可能なので試してみましょう。

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ペンツールを操るポイント

ペンツールの操作を覚えるには独特な操作方法に慣れる必要があります。
・クリックして点を打つ

・選択ツールで何も無いところをクリックすると選択が解除される

上の操作を覚えておいて下さい。

 

・点と点を結ぶと線になる

・線を結んだ時にアンカーポイントを押しっぱなしの状態で引っ張るとハンドルが出る

・シフトキーを押すと水平にハンドルが操作できる

・ハンドルはダイレクト選択ツールで片方ずつ自由に操作できる

・ささっと大まかにパスを取った後にダイレクト選択ツールやハンドルを利用して微調整する

 

何度か図形を描いたりイラストをトレース練習をすると操作に慣れてきますので、練習してみましょう。

イラレの最初の壁になると思います。

 

ペンツールを使いこなすとロゴやイラストが作れる

ペンツールをマスターすると、ロゴやイラストを作成することが出来ます。サクッとですが、ペンツールでトレースした例を掲載しておきます。簡単な形のキャラクターであればペンツールで描画することが可能です。ここまで出来ると夢が広がりますね。

ちなみに僕は専門学校に通っていた頃、ペンツールが死ぬほど苦手でしたので、練習の為京都市の街の写真を1週間ほどかけて線でトレースしてコツを掴み使いこなせるようになりました。是非チャレンジしてみましょう。

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