デザインの仕事を始めたばかりの頃は制作物を仕上げるのに、とても時間がかかると思います。
私も専門学校でデザインの基礎を学んでおりましたが、企業研修でポルシェのDMデザインを担当させて頂いたのですが2週間の研修期間内に完成させる事が出来ずに涙したり、就職していざ現場でデザインの仕事を始めたばかりの頃は、全く通用せず苦労しました。
ですが、経験を積むとデザインの仕事を進めていくコツを身につけましたので、こちらで共有したいと思います。
デザインの仕事をスピードアップさせるには?
Contents
①ショートカットキーを駆使する
時短できるところはとことん時短するのが基本です。Adobe IllustratorとPhotoshoopをメインで使用していくのですが、無数の機能やツールがある為、素早く作業を行うにはショートカットキーを覚えて作業スピードを単純に上げていく必要があります。個人的にPhotoshopは難ありなのですが、Illustratorは手足のように操作する事が出来ます。ショートカットキーを覚えるのも大変ですが、一つ一つ使いながら覚えていくのが早いです。
②素材やデザインソースをストックしておく
何か作る時に一から素材を用意していくのではなく、「おっ!これは使えそうだな!」という素材を日々収集しておく事が大切です。例えば著作権フリーの素材のサイトを集めておくとか、無料フォントをダウンロードしておくとか、デザインのアイディアに使えるイメージを集めておくとか、SNSのアイコンなどよく使いそうな素材はストックしておくなど。自分のデザインの引き出しにありとあらゆるものを溜めていって、さっと取り出せるようにしておくのが時短のコツです。
③予め余裕を持ったスケジュールを組む
そもそも論ですが、ギリギリのスケジュールで組まない事も重要です。最初の方は本当に制作に時間がかかりますし、自分が製作にかかる時間も算出しにくいと思いますが、「大体このぐらいで終わるだろうな」という時間の倍ぐらいを見積もって、イレギュラーが起こったとしても対応できるように納期の交渉をしておく事が大切です。ギリギリのスケジュールで詰め込んでしまうと、間に合わせるのが目的になってしまい、お互いに満足のいくものに仕上げる事が出来なかったりする場合もあると思いますが、納期に余裕を持つことでお互いに気持ちよく仕事が出来ます。
④マルチタスクをしない
これは人にもよると思いますが、私は以前会社に勤めていた頃に膨大な量の仕事を抱えており、あれもこれも同時に進めざるを得ない状況でした。それでも仕事を進めていくことはできますが、よりクリエイティブな頭で集中してガッと一気に進めてしまう方が効率が良いです。その為、カレンダーを駆使して自分のタスクをスケジューリングしてしまい、一つ一つ時間を決めて集中していく事で頭を切り替えて制作を進める事が出来ます。
最後に
他にも仕事の効率化する方法はたくさんあると思いますが、私は時短できる部分は全力で短縮してスピードアップして(手をめっちゃ動かす)早めに100点の状態に仕上げて、余った時間をクオリティアップに時間を費やすように意識しています。
むしろ、その時間が一番クリエイティブを発揮する事が出来ると思いますので、クライアント様の想像の上をいく120点の仕事をしていきたいものです。もちろん、納期に関してはクライアント様の都合もありますので、交渉して折り合いをつける事が大事です。
「もっと時間をかけたら良いものが作れるのにな」そう思って私は見習いの頃仕事をしていましたが、だったら時間をかけて良いものを作るにはどうすれば良いのかを考えて行動する必要があります。
その為に時短できるところはとことん時短して、クリエイティブな時間を自分で生み出すことで良い仕事が出来るようになります。