私がデザインの仕事をする上で大切にしていることをシェアさせて頂きます。
結論から言うと「クライアント様が求めている想像を超えて感動させる」事です。
と言うことを意識してやっているのですが、実際できているかどうかはクライアント様に聞いてみないとわかりませんが。自分自身では求められている100%以上の成果物をあげて、喜んでいただけるように意識してクリエイティブを作っています。
これを大切するようになったきっかけは、私がそれをできていなかったからです。若い頃は膨大な仕事量と過密スケジュールによって、クリエイティブへの意識が薄れ、納品することで精一杯な状況がずっと続いていて、「もっと良いものができるはずなのに」「これではデザインの意味がない」と悔しい思いと葛藤の末、心身ともに憔悴してしまい休職することになりました。
しかし、環境が変わった事もあり、私は自分の信じるクリエイティブを発揮する為にはどうすれば良いのかを考えました。
まず第一に無理のないスケジュールで余裕を持った制作時間の確保を心がけました。元々無理のあるスケジュールを組んでしまうと、形を仕上げるだけで手一杯となり、それでは本質的な目的や最大限クライアント様の向こう側にいる、お客さんに情報や意図を伝えきることができているのかと言うのが疑問でしたが、クリエイティブに時間をかけることで単純に良いものを製作することが可能になります。
過密スケジュールで培った制作スピードを活かして、「如何に80%の完成度のラフデザインを仕上げるか」そこからの「密なコミュニケーション」によって修正を重ね、まずはクライアント様がイメージする100%を仕上げます。そこまで出来て100点だと思うのですが、そこから時間を使い、より良いデザインに仕上げれるようにクオリティのアップやブラッシュアップしたアイディアの提案が出来るように進めて、120点の仕事を目指していきます。
もちろん納期が短いものに関しては仕上げるだけで手一杯になることが多いですが、ちゃんとスケジューリングを行うことでより良いものが作れるようになりますし、クライアント様が求める以上の物を仕上げることで心が動き「感動」してもらうことが出来ます。お世話になっていた上司から、心を動かすことが出来て人を感動させる事で購買につながると、集客に繋がると、心が動いて人は動くと教えて頂きました。
私がデザインの仕事をする上で大事にしていることで、これからもそういった仕事が出来るように徹底していきたいと思います。
デザインの仕事だけではなくて、色んな事に活かせる考え方だと思いますので、大事にしていきたいと思います。